2014年6月2日月曜日

ミラノサローネへの道22 7日目 スーパースタジオ、レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館などの視察

みなさん、こんにちはARUPaPaです。
ボンジョルノ~

ミラノ滞在7日目の4月11日(金)はTOKYO IMAGINE4日目で、10:00開場~20:00閉場というスケジュールでした。

初めての海外でも1週間も滞在すると、だんだん日常の生活リズムを作れるようになり、視野が開けてきて、ちょっぴりですが堂々と行動できるようになってくるから不思議なものです。朝食を食べにロビー階に下りるエレベーターで若い外国人ご夫妻と一緒になったのですが、試しに日本語で「おはようございます」と挨拶したら、奥さんがにこやかに「おはようございます」と返してきて驚きました(笑)。続いて「私日本語が好きです」「今、日本語を勉強しています」との事。コミュニケーションってこんなものだなぁと実感しました。英語が苦手だからと言って黙っているのではなく、日本語で喋れば相手もコミュニケーションを取ろうという態度で接してくれるんだろうと・・・。

滞在先ホテルの窓から見た朝の風景
朝食はバイキングでした

さて、前日はミラノサローネ常連の方の行くところについて行ったので、多くの展示エリアは回れたものの、自分のペースで視察できなかったのがあまり面白くなかったので、この日は単独で視察を行うことにしました。朝、いつものように地下鉄でTOKYO IMAGINEの展示会場に行きます。なんだか、通勤しているような錯覚になります。警備の黒服のイタリアーノに元気良く「ボンジョルノ~」と挨拶すると、陽気に「ボンジョルノ~」と返してくれるようになりました!展示台を掃除して、パンフレットを追加してからすぐに視察に出掛けました。

まずはトルトーナ地区のスーパースタジオに入りました。ここは、前回来たときは招待者以外入場できなかったのですが、この日は名刺を渡すことで入場することができるようになっていました。

スーパースタジオ インビテーションカード
FRANCE DESIGN

Concept Trottinette Peugeot Design
Ligne Roset
Celine Wright , Fugu Furniture
TurriniBy
Petite Friture
UrbanHello
Withings
Blackbody
La Boite Concept
Max - Fauteuil relax
Bucket seat The Feuillete
par NUMERO 111
RAINHOUSE 1:1 MODEL IN MILAN

建築のような構造の椅子
ガラスのオブジェ?
木製フレームの自転車
ad 3D printing
大型の3Dプリンター(デルタ機)の出力品
3Dプリントのアクセサリー maison 203
Banco Ddiddo mimetrica
ガラスの積層ランプ
床がぬれない傘
開いたり閉じたりするLED照明
本棚付きの椅子
Josiah 陶器のBluetoothスピーカー
折り紙構造のランプ

スーパースタジオは広くて展示の量も多く全部見ていると時間がなくなってしまうので、地下鉄でカドルナ駅まで行き、レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館に向かいました。最寄り駅はSant'Ambrogio駅ですが、カドルナ駅から歩いても10分くらいでした。

薬局の自動販売機
レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学博物館

入館料は大人10ユーロで、ちょうどお昼時ということもあり、入館した時は空いていてゆっくりと見て回れました。建物は11世紀に建てられた修道院に科学技術に関する展示が行われていて、2階のレオナルド・ダ・ヴィンチ大展示室では、ダヴィンチのスケッチを元に作られた数十の模型が展示されていて見応えがあります。博物館には二つの大きな回廊付き中庭があり、静かな空間に響く鳥の声がとても印象的でした。

博物館のマップと入場券10ユーロ
レオナルド・ダ・ヴィンチ大展示室
レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチを元に作られた模型
ラジオの歴史
初期のラジオ放送局
雑な感じがイタリアっぽい(笑)
回廊付きの中庭が二つ
別館の蒸気機関車の展示
屋外の戦闘機の展示
別館の帆船の展示
ガレオン船の大砲の展示
Drawing and Ironing缶の製法説明展示
PETボトルのリサイクルの説明パネル
プラスチックのリサイクルの説明展示

1時間半ほど博物館を観てから出口に行くと、高校生くらいの学生が団体で入場するところに出くわし、大変な騒がしさです。間一髪で静かに観れた事に感謝。

この後博物館を後にし、スフォルツァ城まで歩きました。スフォルツァ城はルネッサンスの時代にミラノを治めたヴィスコンティ家とスフォルツァ家の居城兼城塞で、フランス軍、スペイン軍の攻勢に遭い、ナポレオンの到来までにより強固な城塞になった歴史があるそうです。近くでみる城壁の威圧感はすごかった。

スフォルツァ城正面
スフォルツァ城の城壁
スフォルツァ城の公園でランチ
クロワッサン1,20ユーロと水80セント合計2ユーロ
売店でクロワッサンと水を買って少し遅いお昼を食べてから、地下鉄でミラノ中央駅(ミラノ・チェントラーレ)の視察に行きました。駅前は大規模な工事中で、仮設の壁で囲われていたので全景が撮影できずに少し残念。駅前は広場になっているのですが、若者のスケボー場となっていて騒がしかったです(笑)。あと、ミラノ中央駅前には近代的な高層ビルが多く建っていました。

駅内部はエントランスの大空間に圧倒されるのですが、階段をあがるとさらに高い天井と大面積の天窓で明るく開放的な大空間の駅内部があり、そこからエスカレーターを上がると、これまたとんでもない規模のアーケードの下にホームがいくつもあって特急列車が整然と入線していて壮観な風景です。これは観に来て正解でした。ミラノ中央駅はイタリアで2番目の乗降客数なんだそうです。この駅から国際列車に乗ってヨーロッパ各国へ旅するというのも素敵ですね。

ミラノ中央駅外観
ミラノ中央駅前の高層ビル
ミラノ中央駅 エントランス

ミラノ中央駅 駅内部
ミラノ中央駅 ホーム
全長341m、66,000平方メートルの場所を覆う鋼鉄製のアーケード
ミラノ中央駅 高速鉄道
ミラノ中央駅からカドルナ駅に戻り、ブレラ地区で観ていなかったレクサスに行きました。なかなか分かりにくい場所にあり、歩き回ってようやく到着。インスタレーションとレクサスデザインアワードのパネル展示がありました。

レクサスの展示開場
TRANSFORM
Interconnection
Iris
Ooho! 食べる水
Macian

この後、18時ごろTOKYO IMAGINE展示会場に戻り、閉場まで2時間ほど説明をしてから出展者の方と食事してホテルに戻りました。

1人でもフォーリサローネを視察したり、チケットを買って博物館を観たり、名所を訪れたり、パンや水を買って食事をする事が出来てとても満足した一日でした。

大人になっても初めての海外だと、日常の些細なことが1人で出来ることに喜びを感じることができるのは、日本にいたら体験できないことなので本当に新鮮な体験でした。特に英語が苦手、イタリア語も挨拶程度しか出来ないから感じれたことかもしれませんが(笑)


それでは、この続きはまた次回・・・。
アリベデルチ!































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